遠くで暮らす親の介護・看護

遠くで暮らす親の介護や看護は、難しかったですね。


私にも妹がいますが、親に対して抱いている気持ちの違いはもちろん
親とかかわれる時間や経済的余裕の面でも当然差がありました。

同じ「親の子」ですが、きょうだいとの協力が実は一番難しい
というのが、私の経験談。

冷静に見て、親を身近で支えなければならないほうからすれば
「なんで、どうして私だけ？」と思うのは当然です。

また逆に、遠くで見ているだけしか出来ないほうからすれば
「困ってから、それもどうしようもなくなってから巻き込むなよ」
と、言いたくなる場合もあります。

きょうだいで、上手に親の介護をされている方も大勢いらっしゃる
でしょうが、おそらく少数派でしょう。

どちらかというと、うまくいってないケースが多いと思います。


きょうだい間の負担がアンバランスな場合の妙案はないんじゃないでしょうか。

温度差は仕方ないです。

でも、なんとかその差を縮める方法として、親の状況をきょうだい間で
共有することは大事だなあと思いました。

日頃から、親の心身状況などを、文章にしてメールなどで送信して
連絡し合い、親の情報を共有しあうのが大事だなあと思います。

伝えるほうは、親の心身状態を冷静に、細かく見れるようにもなります。
感情にまかせて、言いまくることも減るのではないでしょうか。

ただ、無理はしないことです。

実際、出来ることもたくさんありますが、出来ないことも沢山あります。
それは、仕方のないこと。

親の情報の共有をして、それでもきょうだい間に温度差があるままなら
他人だと考えたほうが楽かもしれません。

「なんで、もっと協力してくれないのか、私はこんなにやっているのに」と
一方が思い続けることは、大きなストレスにもなります。

それより、出来る範囲で、利用できるサービスを利用して
どこかでは割り切るしかないのかなあと思います。


結論なんてありませんが、私と同世代の方で、親の介護や看護に
直面され、似たような環境の方が私の整体院にもいらっしゃいます。

読まれた方が、同じ経験をした者の存在に、ホッとされたら嬉しいです。

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